Vol.6「ただいま」とつぶやきたくなるホテル~ゲストに愛される、金沢・癒しの隠れ家~
歴史が息づく街並みや、おいしい食に出会える金沢は、何度でも訪れたくなる魅力あふれる街。
そんな金沢にぴったりの、何度でも帰ってきたくなるホテルがあります。

便利な場所にある、目立たないホテル
ホテルの名は「雨庵 金沢」(うあん かなざわ。以下「雨庵」)。
その印象的な名前には、雨の多い金沢だけど、その雨も楽しめる滞在を提供したい、というホテルの願いが込められています。
場所は、近江町市場から歩いてすぐ。金沢城公園にも近い絶好のロケーションですが、その佇まいは控えめです。
初めて訪れる人は、「ここがホテル?」と戸惑うかもしれません。引き戸の入り口を開ける際、思わず「おじゃまします」と声が出てしまいそうに。


「こんにちは!」
緊張した様子で訪れるゲストも、スタッフの笑顔に迎えられて顔がほころびます。
ソファに腰をおろし、香ばしい加賀棒茶をいただきながらチェックイン。たとえ外では冷たい雨が降っていても、ホテルの中はほっとできる心地よさに包まれています。
金沢を味わえる「ハレの間」
ゲストが温かく迎えられるラウンジの名は「ハレの間」。そしてここは、心ゆくまで金沢を感じられる場所です。
書家・紫舟さんによる書の彫刻や、和紙や漆を使ったアート作品は、金沢らしい和モダンの雰囲気を演出。地元作家による工芸品やアクセサリーも多く置かれ、金沢の手しごとに触れられます。

書家・紫舟さんによる書の彫刻「雨」

ガイドブックやお土産品も充実
ウェルカムドリンクの加賀棒茶は、石川県ならではの、茶の茎だけを焙煎した珍しいお茶。「雨庵」では、江戸時代から続く老舗・丸八製茶場の加賀棒茶を毎日煮出し、冷茶と温かいお茶を24時間いつでも「ハレの間」に用意しています。お茶とともに楽しめる、金沢の和菓子3種も人気。ほっとひと息つけるおもてなしが魅力です。
バーカウンダ―では、石川県のおいしい地酒が味わえます(有料)。有名蔵元の日本酒や地ビールなど充実の品揃えで、日替わりの3種利き酒セットが人気です。

ドリンクやお茶菓子を24時間いつでも

バーカウンターではおいしい地酒を
本棚には、旅やアート、食、そして金沢にまつわる書籍がずらり。広いテーブルで読書したり、お酒をたしなみながら旅行プランを立てたり……。ゲストが思い思いの時間を過ごせる、特別な空間。
また、夜には宿泊ゲスト向けの無料サービスとして、温かいお蕎麦が振るまわれます。香り高い出汁に北陸名物の赤巻かまぼこを添え、九谷焼の器で提供。夕食後でも「もう一杯」とおかわりする人がいるほど好評です。
「こもりたくなる」客室
「ごゆっくりお過ごしください!」
スタッフの笑顔に見送られながら客室へ向かうと、部屋の前には引き戸があり、自分の家に帰ってきたような気持ちに。


茶室をイメージした丸窓や坪庭がしつらえられた、木の温もりあふれる客室は、なんとも落ち着ける空間。「ずっと部屋にいたい」と、ほとんど外に出ないゲストが多いのも分かります。
静かでプライベートが保たれる客室は、記念日などの特別な時間を過ごすにもぴったり。スタッフが花束やケーキの手配にも応じてくれるので、サプライズを考えている人にも心強い存在です。
そして、「雨庵」での滞在をより特別にするのが、全室に備わった浴室の肩湯機能。肩を包みこむように流れるお湯が、首まわりをじんわりと温めます。全身がやさしく解きほぐされ、想像を超える心地よさです。

アメニティのバスパウダーは松の香り
食の恵みを味わいつくす
朝の「ハレの間」には、幸せな匂いと時間が流れます。朝食には和食と洋食があり、チェックイン時に選択。1日各30食限定、加賀や能登の旬の食材をふんだんに使った、自慢の朝食です。
和食の主役は高級魚・のどぐろの一夜干し。ふっくらとした焼き上がりに、石川県のブランド米「ひゃくまん穀」がよく合います。
お肉のおいしさを味わいたい方には、洋食がおすすめ。能登豚のソーセージや生ハム、能登牛の自家製コンビーフなどの石川県産シャルキュトリーは最高の一皿。地元パン屋さんによる特製パンも、ここでしか食べられない逸品。


「最高!」と絶賛されるホテル
「来てよかった」と思っていただける、心地よい滞在をめざしている「雨庵」。
2017年のオープン以来、旅行会社のサイトで数々のアワードを受賞。ゲストによる総合口コミ評価で9.0以上の高得点を獲得し続けています。
・「お部屋、サービス、接客すべてが素晴らしかったです。金沢に行く際はこのお宿にと友人に推薦しました」
・「Room was spacious, beautiful and a great place to be. Staff were polite and efficient」
ゲストの口コミには、サービスやスタッフを絶賛する言葉があふれ、「また来ます!」という声が数多く寄せられています。
雨の日に訪れたいスポット

最後に、「雨庵」のスタッフに金沢のおすすめスポットを教えてもらいました。
「石川県立図書館」は、中心地から少し離れていますが、ホテル近くのバス停から1本。2022年の開館以来、都道府県立図書館として日本一の年間来館者数を記録している、金沢市民の憩いの場所です。
吹き抜けの空間に、棚田のように並ぶ本棚が圧巻。110万冊という蔵書数や、500以上ある多彩な閲覧席が魅力です。勉強用の1人席、景色を楽しめる窓辺の椅子、グループ向きの丸テーブルなど、その日の気分や目的に合わせて居場所を見つけ、好きなだけ時間を過ごせます。
さまざまな楽しみ方ができる金沢。そんな街をゆったり味わう旅に、「雨庵」はいつも寄り添っています。
